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久米田康治の人気カルト・コミックを原作に、どんなこともネガティヴにしか捉えられない教師・糸色望（神谷浩史）とその生徒たちの絶望的な（？）交流を描いたTVアニメーション・シリーズのDVD第3弾。第七話「ある朝、グレゴール・ザムザが目をさますと神輿を担いでいた」同人誌好きな少女・藤吉晴美（松来未祐）とともに同人誌即売会へ行くことになった望だが、当然そこはおたくの聖地であり……。後半はお祭の神輿、というより神輿のように祭り上げるメディアの風潮に、望の不満が爆発する!? 第八話「私は宿命的に日陰者である」生まれたときからずっと影の薄いクラス委員長・臼井影郎（上田陽司）は、日陰に絶望する望にすらも気づいてもらえない……。後半は避難訓練ならぬ罵詈雑言の“非難”訓練。この応酬はキツイ！ ところで、突然の『サイコ』パロディの意味は？ 第九話「富士に月見草は間違っている」は人生の間違い探し、いや人生そのものが間違いだらけ。そして望を父さんと呼ぶ少年の登場!? この巻、本作持ち前の映像表現も妙に過熱気味で、おかげで風刺もギャグもより絶好調!? この勢いに乗せて、次巻は絶望の嵐もクライマックス！（増當竜也）
